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動作環境

OpenSWPC を動作させるには,Fortran 2003を(少なくとも部分的に)解することのできるFortranコンパイラならびにMPIライブラリが必要である.本コードは単独CPU(あるいはCPUコア)で動作させることもできるが,その場合においてもMPIライブラリがコンパイル・実行時に必要である. また,入出力にNetCDFフォーマットを利用する場合には,OpenSWPCをコンパイルするFortranコンパイラで作成したNetCDFライブラリが必要である.

Fortranの記法のほとんどはFortran2003の標準規格に沿っている. 例外として,Unixシステムコールサブルーチンsystem()を一部で用いているが, これは既存の多くのコンパイラ環境で動作することが確認されている. は,Fortran2003の言語仕様のうちストリーム入出力を用いている. この機能は古いコンパイラ(たとえばgfortranのバージョン4以前など)では実装されていないので,注意が必要である.

開発ならびに動作確認は以下の環境で行っている.

  • Apple macOS Sonoma 14.4.1/Apple M1 Max
  • GNU gfortran 13.2.0
  • OpenMPI 4.0.0

その他,以下のアーキテクチャでの動作を確認している.

  • Ubuntu Linux 22.0 w/ gfortran 11.3 (Intel Xeon)
  • Wisteria/BDEC-01 of the University of Tokyo (Fujitsu FX1000; A64FX)

(以下はもう存在しないかサポートしていないが,過去に動作した機種のリストである.)

  • EIC computer, ERI/UTokyo (ver. 2015; SGI Altix; intel fortran)
  • JAMSTEC Earth Simulator (NEC SX-ACE; NEC compiler)
  • AICS K computer (Fujitsu compiler)
  • Nagoya University (FX10/Fx100; Fujitsu compiler)
  • Linux Cent OS 6.6 (gfortran 4.9.2 & mpich)
  • Linux Ubuntu 16.04LTS (gfortran 5.4 & OpenMPI)
  • JAMSTEC Earth Simulator (4th gen; NEC SX Aurora Tsubasa)